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2013/05/06

福島観光してきました。

今年もGWの休みを利用して。


これは去年、東北を観光した時の感想。
まだ喪に服している。なんだか暗い景色や人々を見ながら少しでも役に立てる事をしようと、
同情と言うか被災地を文字通りの言葉でしか受け止められませんでした。

けれど今年はネガティブな空気を殆ど感じません。
もちろん場所によってはまだまだ辛い日々を過ごされている方も多くいらっしゃると思うので
一概にそうだとは言えませんけれど。
それでも子どもは公園を思いっきり駆けまわり、市場には元気な声が飛び交い、
みな顔が活き活きしているんですね。

観光施設には県外ナンバーの車が沢山止まっており、
決して安いとは言えない水族館のチケットや商品が飛ぶように売れています。
魚も美味しいし、空気も綺麗。
静かな広い海を眺めていると本当にここが2年前に被災した地域なのかと
疑ってしまう程この街には活気がありました。


それは決して彼らが震災から目を背けているわけではありません。
朝ごはんを食べた食堂の近くには

「心まで汚染されてたまるか」

そう書かれた看板が堂々と掲げられています。
私はこの看板を目にして彼らは間違いなく復興者だと確信しました。

余程強い心と決意がなければ食べ物を扱う食堂の近くにこんな看板掲げられません。
ニュースやTwitterを見ているとどうしても被災地のネガティブな情報を目にしますけれど、
そんな外部の声が一体どうしたんだ?と言わんばかりの宣言は、とても頼もしく思えます。

「福島」と言う言葉が与える印象は震災前後で大きく変わりました。
彼らはそれに真正面から堂々と戦っているのです。


私も負けていられません。

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